19歳9カ月の女性
Before
After
動的治療期間 | 10カ月 | 費用 | 検査・診断料:43,200円 施術料:702,000円(リテーナー代込み) 処置料:5,400円×11回 合計:804,600円(消費税8%時の治療です) |
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お口の中を診ますと、左上第二小臼歯が歯列の内側に生え、左上犬歯のスペースは全くない八重歯となっていました。検査結果から骨格的な不正はなく。上奥歯が前にずれたかみ合わせで前歯は合っていて出っ歯ではないので左右1本ずつ歯列からはみ出した状態であることがわかりました。上の奥歯を横の歯1本分後ろにずらすことは困難なので、右上中側に生えている第二小臼歯と八重歯である左上犬歯の次の歯=第一小臼歯の2本を抜歯し治療しました。
マルチブラケット装置(T21ブラケット)に加えて口の中のゴムをたいへん頑張って使っていただいた結果、治療前の予想期間1年から1年半であったところ、10カ月で動的治療を終了できました。上下真ん中のズレも治りぴったりになりました。 これからは歯並びの維持安定のためリテーナー(保定装置)を使いながら定期健診となります。
今回の治療に伴うリスク・副作用ですが、マルチブラケット装置(T21ブラケット)を初めてつけてから3,4日、食事の時に歯が少し痛かったとのことでした。治療後のエックス線写真で、歯根吸収はほとんど観察されませんでしたが、歯肉を診ると残念ながら下の真ん中の前歯2本の間に若干の歯肉退縮が生じていました。