もちろん患者さんの要望などをよく聴き、話し合って診療方針を決めてまいります。
大人の矯正治療ではどうしても妥協点を探りながら行うことになりがちです。
例えば永久歯を抜くとか、治療の結果前歯の根っこが多少短くなる(歯根吸収)、歯を支えている骨が少し溶けて歯肉が下がる(歯肉退縮)などの現象が起きます。
子供の矯正治療も全くリスクがないわけではありませんが、大人の矯正治療よりもリスクは少なく早く治ることが一般的です。できれば子供のうちに一度来院されることをお勧めします。
子供の時に取り外し式の装置で治療をし、患者さんへの負担が少なく治せる場合も少なくありません。
その後の本格矯正が必要かどうかは、保護者の方とよくお話をして決めてまいります。
治療の強制はいたしません。
歯根吸収とは
歯根吸収の一例(クリックすると拡大できます)
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矯正治療前 11歳
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矯正治療後 12歳2ヶ月
歯の根が短くなっているのがわかりますか?
上の前歯に多少の歯根吸収が有ります。